宝飾品は資産になるか——地金の価値とデザイン料、買取の現実

宝飾品の値段には、金属と宝石の価値に、デザイン・加工・ブランド・流通の費用が上乗せされている。買取でどこが評価され、どこが戻らないのかを整理します。

この記事の要点

  • 宝飾品の買取は、多くの場合「金属の重さ×純度×相場」が基本になる
  • デザイン料や加工賃、お店の利益は、売るときにはほとんど戻らない
  • ダイヤなどの宝石は、鑑定書の有無と品質で評価が大きく変わる

宝飾品の値段の中身

中身売るときに戻るか
金・プラチナ・銀などの地金重さと純度に応じて、その日の相場で戻る
宝石品質と鑑定書しだい。小さな石はほとんど値がつかないこともある
デザイン・加工ほとんど戻らない(有名な作家やアンティークは例外)
ブランド人気のブランドなら、地金以上の値段がつくことがある
お店の利益・流通戻らない

刻印で純度を読む

刻印純度よく使われるもの
K2499.9%以上地金、一部の宝飾品
K1875%指輪、ネックレスなど宝飾品の主流
K10約41.7%手頃な価格の宝飾品
Pt900 / Pt85090% / 85%プラチナの宝飾品
SV92592.5%銀の宝飾品・食器

たとえばK18の指輪が5グラムなら、中に含まれる金は約3.75グラム。買取では、この量にその日の相場をかけた金額が目安になる。宝飾品として買ったときの値段は、この何倍にもなっていることが多い。

宝石の評価

ダイヤモンドは、カット・カラー・クラリティ・カラットの「4C」で品質が評価される。鑑定書があると評価しやすく、ない場合は買取の店で見てもらうことになる。鑑定書がないダイヤの扱いは鑑定書なしのダイヤモンドの買取でも書いた。

資産として見るなら

  • 資産として持ちたいなら、宝飾品より地金やコインのほうが、上乗せが小さく評価も素直
  • 宝飾品は、身に着ける楽しみと、受け継ぐ思い出の分を払っていると考える
  • 売るなら、地金の価値がわかったうえで、複数のお店で見積もりを取る
  • デザインが古くても、地金の価値はなくならない。使わなくなった宝飾品は、相場が高いときに見直す価値がある

宝飾品を売るとき、譲るときの体験は、宝飾品の買取、母親から貰った宝飾品を子に渡す、ブランド宝石の買取にも書いている。